「儲かる仕組み」の思考法 いま、利益を出す会社は何をしているのか?

本を読むなら、著者ならではの視点を感じたいし、それを気付きにしたい。本書を読んで、目から鱗だったこと。・ヤマト運輸は、値上げに際し、多くの人に同情をもって受け入れられるよう膨大な「コミュニケーションコスト」を費やしている・従業員の資格取得について、例えば先に報奨金を払い、資格を取れなかった場合に返金する制度なら「保有効果」によりうまくいくかも・UBERやAirBnB等のサービスに関する法整備が進められているが、本来は消費者が常に勉強し自己責任で判断することが自分を守ることになるし、行政コストも下がる。国のお墨付きや企業ブランドに代わるものが「レビュー」だ・重要なのは「やりたいことがあるか」。それがあれば、どれだけAIが高度化したとしても、AIをツールとして活用できる自分の性格や好みをよく知ってビジネスに活かし、自分が持つ価値をお金と交換し、さらに自分の持つ価値を高めていく。それこそが、利益を出し続ける方法であり、仕事を、人生を楽しむことである。仕事と人生について、大きな気付きとなりました。