CREATE WORK 自分だけのキャリアをつくれる人が入社1年目から大切にしていること

読書を通じて仮に1つでも学び取れることがあれば、それは良い読書体験だと思っています。本書『CREATE WORK』でいえば、スキルを身に付けるメリットに対する著者の考え方が非常に本質的でした。「スキル」という言葉から連想されるのは、「食いっぱぐれない」「お金を稼ぐ」といった、往々にして短期的なリターンです。しかし本書の筆者は、スキルを持つことの本質は「GIVEできること」だと考えています。スキルがあれば他人にGIVEすることができ、GIVEによってネットワークを開拓することができる。今度はネットワークにレバレッジをかけてGIVEできるとのこと。つまりスキルはGIVEの入り口をつくる手段であると。書かれている内容は基礎的ですが、その背景まで詳しく解説されている点において良書。新卒1年目〜3年目、もしくは学生世代は手にとっても良いのではないかと思います。