MONKEY vol.19 サリンジャー ニューヨーク
によって 柴田 元幸
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ペーパーバック : 154 ページ
作者 : 柴田 元幸
出版社 : スイッチパブリッシング (2019/10/15)
コレクション : 本
ISBN-10 : 4884184289
フォーマット : Paperback, Hardcover, Epub, PDF, Kindle
発行日 : 2019/10/15
平均的な顧客フィードバック : 4.8 5つ星のうち(4人の読者)
ファイル名 : monkey-vol-19-サリンジャー-ニューヨーク.pdf (サーバー速度19.57 Mbps)
ファイルサイズ : 22.15 MB
作者 : 柴田 元幸
出版社 : スイッチパブリッシング (2019/10/15)
コレクション : 本
ISBN-10 : 4884184289
フォーマット : Paperback, Hardcover, Epub, PDF, Kindle
発行日 : 2019/10/15
平均的な顧客フィードバック : 4.8 5つ星のうち(4人の読者)
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この美しいMONKEY vol.19 サリンジャー ニューヨークの本をダウンロードして、後で読んでください。 この素晴らしい本を誰が書いたのか知りたいですか? はい、柴田 元幸はMONKEY vol.19 サリンジャー ニューヨークの作成者です。 この本は、いくつかのページページで構成されています。 スイッチパブリッシング (2019/10/15)は、MONKEY vol.19 サリンジャー ニューヨークを公開する会社です。 2019/10/15は初めてのリリース日です。 今タイトルを読んでください、それは最も興味深いトピックです。 ただし、読む時間がない場合は、MONKEY vol.19 サリンジャー ニューヨークをデバイスにダウンロードして、後で確認することができます。
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柴田 元幸の本MONKEY vol.19 サリンジャー ニューヨークをダウンロード[EPUB]-電子ブックをダウンロード以下は MONKEY vol.19 サリンジャー ニューヨーク の最も正直なレビューです。 この本を読んだり購入したりする場合は、これを検討してください。
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いまどき、百年も前に生まれたサリンジャーの特集をうって、どうするというのでしょう?いつも特集に隠れて(全然隠れてないけど)、「裏」特集を得意技とする、わざとらしい柴田元幸編集長。その編集の「裏」技が面白そうで、いつも買ってしまいます。まっとうな正しいことを、ひっくり返すユーモア。ワンテンポずらした、ひねったリズムのヘンテコ演奏。マジで変なところが好きな読者です。本号の特集は「サリンジャーニューヨーク」偉大なアメリカの、偉大な作家サリンジャー。偉大な国家アメリカの、偉大な都市ニューヨーク。どっかの国の誰かさんみたいだけど、これほど<偉大な>特集はない、と思います。あれれ。目次には「裏」特集とは書いていないけど、あたかも「裏」特集っぽく、副題のように装った<ブレックマン父子を訪ねて>が鎮座しています。うれしい。庇を貸して母屋を取られる?表向きの特集のオモオモシイたたずまいが、オモムキが、オモしろい。表紙も「裏」表紙も、最初から最後まで、ブレックマンさんなんですもの。やり過ぎ?表から見ると、漫画本。裏から見ると、文芸誌。どっちが表で、どっちが裏?息子のニコラス・ブレックマンさんへのインタビューなんか、思わずうなりました。サリンジャーの「いまどきの若者」以上の<世代間対比>になっています。柴田さんが聞き手となったブレックマン父子へのインタビュー記事。感服。「あのにょろにょろの線」(64頁)の父親のイラストに対して、「もっぱらまっすぐな線」の息子のイラスト。そんな対照的な線が際立つ父子で作った絵が表紙になった本『本当の翻訳の話をしよう』読んでみたくなりました。「裏」表紙の「サリンジャー」さん。ブレックマン父子に「特集」のお株(読者)を奪われ、煙草の煙に巻かれて、机に片肘付いて、どうしたもんだろうと考え込んでる様子に見えます。一方、ブレックマンさんは、煙草の煙もうもうの中でペン先を走らせ、もくもくと描いています。スバラシイ!「裏」特集。柴田編集長は、本号トップの7頁全面に、でかでかとサリンジャーの「ポートレート」を掲げて、偉大なる文学者サリンジャーをリスペクトしています。しかし、42頁から80頁までの本号の中心となる部分、肝、屋台骨の位置には堂々と、ブレックマン父子とのインタビュー記事をはめこんで、すましています。見出しの言葉もふるっています。裏口入学的ユーモア。「私は人びとの頭と心に裏口から入ろうとしている」(46頁)表口が<建前>だとしたら、裏口は<本音>ということになります。ブレックマンさんのイラストは、心に響いて残ります。ブレックマンさんの本音の言葉(不安)も読者の心に残りました。「どうしてこんな、自分の家にも招きたくない人間を、ホワイトハウスに行かせてしまったのか」(50頁)「私がイラストを通して描いている状況について、読者が私の不安を共有してくれたらいいと思っている」(52頁)表紙・目次の絵は、柴田さんの求めに応じて、ブレックマンさんが描いてくれた「1940年代ニューヨークの風景」だそうです。表紙の絵。<日の丸>日本に勝利して、もろ手を挙げて喜ぶ、舞い上がっているニューヨーカーたち。その姿がうまく描かれています。そして、マネー・マネー・マネーの好景気に沸くニューヨーク経済。ハリーウッド・ミュージカル「ニューヨーク・ニューヨーク」の気分があふれ出る絵。目次の絵。ニューヨークのイエローキャブ・ドライバーから、日本の皆さんへご挨拶。イエロー・ニューヨークへいらっしゃい。ハリーウッド映画の「タクシー・ドライバー」を思い出しました。1930年生まれの気骨あるブレックマンさん。今もますますご健在の様子。最後の<あとがき>みたいな「猿の仕事」を読んで。やっぱりね。柴田編集長は「裏口」から侵入する確信犯でした。ブレックマン「裏」特集。読者としては、オモシロければ、純文学でなくてもジャンルは気になりません。なんでもOKです。面白いほうがうれしい。「モンキー」誌のように、おもしろい文芸誌は初めてです。文芸誌というより、アート雑誌。「ニューヨーカー」誌に近い?文字だけがびっしりとつまった、つまんない文芸誌にお金は出せない読者です。むしろ、文字には微妙な<抑制>を意識した編集方針の雑誌のほうが好みです。文字「数」にまで抑制を加えた俳句や短歌の世界のようなものは望みませんが。大見得を切って始めながらも、中ほどでゆるくなり、楽しめる文学が好きです。文字だけの世界の作家サリンジャーの名を借りた、イラスト職人ブレックマンの「裏」特集みたいなやつは大歓迎。おおいに楽しませてもらいました。柴田編集長が、ポール・オースター『サンセット・パーク』の翻訳にセントラルパークで取りかかってくれたことを知りました。これも、本号でうれしかったことのひとつです。できれば、そんなに遠くない、本物のサンセット・パークで翻訳を。
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